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NO.1509 |
辞書と水入りコップ |
ターキー |
| profile | |
2003/12/21 |
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こちらには初めて投稿させて頂きます、先程フリートーク掲示板で自己紹介をさせて頂いたターキーです。 まだ未熟者ですが、これからも投稿させて頂くつもりですので宜しくお願い致します。
中学校の美術の先生に出された課題、辞書と水入りコップを描いてみました。 辞書を薄いビニールが包んでおりましたし、コップを描く事事態が初めてでしたので、とても難しかったです。 掲載するのが恥ずかしかったのですが、それでは上達できないと重い、勇気を振り絞ってこちらに載せさせて頂きました。 テーブルの色が濃い茶色でしたので、テーブルと接している面の影は描きませんでした。 全体的に駄目なのですが、特に辞書の遠近法ができていないと自分では思いました。 コップや、中に入った水も歪んでしまい……。
使用した鉛筆は3B、2B、HBです。 紙は八つ切りの画用紙を使い、時間は確か一時間半以上かかってしまったと思います。
グレースケールが描かれていないところは申し訳ありませんが、宜しければご指導、宜しくお願い致します。 |
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NO.1512 |
Re: 辞書と水入りコップ |
Hima@豊中美研 |
| profile | |
2003/12/22 |
[ URL ] |
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ターキーさん、
学校の美術の先生の指導のもと、真面目に描いておられるのはよく伝わってきます。 細かい注意を箇条書きにするより、今回は『構図』に絞ってアドバイスしておきましょう。 他の皆さんにも参考になると思います。
この掲示板では基礎の基礎→「モチーフひとつ」ということで、ずっとやっていますので 複数モチーフについて(特に構図や配置について)はこれまであまり指摘する機会がありませんでした。 モチーフの数が2つになると、ずいぶんいろんなことに注意せねばなりません。 ↓添付の画像を参照してください。
○まず、これでは構図が窮屈です。 用紙を大きくしましょう。あるいは撮影時の切り取り方に注意しましょう。 デッサンは余白部分がとても大切なのです。適切なアドバイスもできません。
【構図・配置について】
○ほとんどの物(形)には「方向」があります。 コップは黄色い線の方向、辞書は青い線の方向をもっています。 ○このとき、ふたつの方向が必ず「ねじれの位置」の関係にあること。(これはできています) ○青い線の方向が急角度すぎます。急な角度にすればするほどデッサンは難しくなります。 大根などの長いものを垂直(90度)方向の位置から描くのはたいへんなのです。(長さが表現できない) 辞書が60度以上になっていますが、これをさりげなく15〜20度の傾きを持つような角度に配置してください。 ○モチーフの配置をしっかり決めてから、用紙を縦横どちらで描くかを決めます。
【形について】
長方形(辞書)の物体にはかならず3点で内接する楕円(緑色)があります。 今回は手前に寄せています。 この楕円と、コップの上面の楕円(赤色)を同時に眺めてみてください。 何かおかしいことに気がつきませんか? そうです、画面の上のほうにある楕円(緑色)が下にある楕円(赤色)より 深くなる(形が円に近くなる)ということはありえないのです。 これがとても不自然に見えるのですね。(のっている机の面がねじれて傾いている感じです)
これはひとつのモチーフでは気にならないことなのですが、 モチーフが2つの場合に生じる問題です。
※この掲示板は初心者向けの「デッサン基礎」に範囲を限定していますので、 2つ以上のモチーフのデッサンについては美術高校受験生(中学生)に限らせていただきます。 大学受験や就職目的の場合は、本格的な指導をうけてください。 |
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