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NO.973 |
円柱と卵。 |
観 |
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2003/08/04 |
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久しぶりです!先生何もいわずに1ヶ月間も休んでしまいすみません。1ヶ月間イタリアを旅行していました。ルネッサンスの絵画や彫刻、教会などを目の当たりにして、改めて一世を風靡したダビンチやミケランジェロの凄さに驚きました。その他、ベネチアのビエンナーレ現代美術館もとっても良かった。少し自分でも絵を描くようになると、又見方も全然違ってくるもんですね。もっと練習して自分も美術の世界に入りたいと思いました。又ご指導よろしくお願いします!
円柱(トイレットペーパーの小さい版)と卵を描いてみました。 円柱は前回注意されたことに注意し形に気をつけました。
上面の円と下面の円とでは、目線の角度が異なるために、上面はより平らに、下面は円の縦の長さを上面よりとること。
少し円柱と、その影の輪郭線がハッキリしすぎています。 また少し歪んでしまいました。
添削お願いします。
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NO.974 |
Re: 円柱と卵。 |
Hima@豊中美術研究所 |
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2003/08/05 |
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観さん、
おひさしぶりです。イタリア旅行、それも一ヶ月とはうらやましい。 私なんかルネサンスの作品はこちら(日本)に「持ち運び」が出来るものしか見たことがありません。建築や壁画はいいでしょうねぇ。
今回のデッサンですが、
○ふたつのモチーフの場合、真横に並べないように。(前後をつけて配置) ○少し小さいのでは? (デッサンは原寸大の1.2〜1.3倍くらいに少し大きく描きます) ○トイレットペーパー(以下「トレペ」と略<笑>)の穴はもっと黒く。 ○卵の向きとトレペの影の向きが平行(同じ向き)になっています。 (ちょっと不自然な構図) ○トレペの側線、下にいくにつれ広がっているように見えます。(少しパースをつけること) ○用紙が相当くたびれておりますね。あまり凹凸があると勉強になりません。
それと背景(用紙)が白色だとすると、まだデッサンがうすいかな・・・ というところですか。
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NO.975 |
Re: 円柱と卵。 |
Hima@豊中美術研究所 |
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2003/08/05 |
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あ、すみません。 私は「トイレットペーパーの小さい版」の実物を良く知りません。 外国にはそういうのがあるのか・・・<笑> (そんな頼りないので尻が拭けるか・・・というのが感想<笑>)
この種のデッサンは実寸の1.2倍から1.3倍に描きます。 ということで大きさをチェックしてください。 デッサンの上に実物を乗せれば、直径はそのまま実寸として比較できます。 |
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NO.976 |
Re: 円柱と卵。 |
観 |
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2003/08/05 |
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ご指導ありがとうございます。 トイレットペーパーの形をした、トイレットペーパーじゃないものを文房具屋で発見しました。次写真も一緒にのっけます。
大きさ少し小さいですね1.2、3倍にしたいと思います。
>トレペの側線、下にいくにつれ広がっているように見えます。(少しパースをつけること)
パースというのは何でしょうか?下に行くにつれて、気持ち幅をすぼめる感じでしょうか。
>それと背景(用紙)が白色だとすると、まだデッサンがうすいかな・・・
最暗部に2Bでかなり濃く入れると、それにつられてグラデーションもかなり濃い部分が目立ってしまいます。特に卵の様に小さいと全体がかなり濃くなって白い卵でなくなる気がします。この場合は狭い範囲で、なだらかなグラデーションを作るようにするのでしょうか?
ケント紙というものが中々通じなくて、どうしても少し目の粗いスケッチブック系になってしまいます。何しろ見たことがないから。何とか解決します。それから又デジカメ暗いですね。努力します。
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NO.977 |
Re: 円柱と卵。 |
Hima@豊中美術研究所 |
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2003/08/05 |
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そうですか、文具ですか・・・
「パース」というのは perspective drawing 「透視画法」のことで「遠近画法」の一種です。 一点透視とか二点透視とかいう、平行線が遠方の消失点にむけて収束していくような描き方のことですね。 円柱の側線の場合、はるか足元の下の方に消失点があります。 (三点透視画法から借りた表現です) 下に向かって少し狭くなるよう描くのを「パースをつける」という言い方をします。 こういう下手な説明でもおわかりいただけるでしょうか?
>最暗部に2Bでかなり濃く入れると、それにつられてグラデーションもかなり濃い部分が目立ってしまいます。特に卵の様に小さいと全体がかなり濃くなって白い卵でなくなる気がします。この場合は狭い範囲で、なだらかなグラデーションを作るようにするのでしょうか?
濃い部分はわずかでいいです。 あとはそれを黒く感じさせないよう的確なトーンが描けるかどうかですね。 トーン(鉛筆の使い方)の練習という気持ちでやってください。
>ケント紙というものが中々通じなくて、どうしても少し目の粗いスケッチブック系になってしまいます。
コピー用紙というのがありますね。薄いですが「上質紙」と言います。 これの分厚いのが「ケント紙」だと思っていただいてかまいません。 身近なものでは「官製葉書」などがケント紙に似た種類の紙です。(葉書は少し黄ばんでいますが) あと、同じような紙でも表面の加工(ワックスをかけたり、コーティングをしたり)がしてあるものは鉛筆で描きにくいので不適当です。 |
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NO.978 |
Re: 円柱と卵。 |
観 |
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2003/08/05 |
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「パース」の説明、よく分かりました。円柱にも消失点がはるか下の方にあったんですね。いや円柱に限らないですね、自分が何か描くとして、それが自分の目線の下にある場合、常にその奥底にある消失点に向かって収束するように描くということですね。
>あとはそれを黒く感じさせないよう的確なトーンが描けるかどうかですね。
的確な位置に最暗部を置いて、的確なトーンでそれを補う感じですね。心がけます。
「ケント紙」よく分かりました。すみません、こんなことまで教えていただいて。。イメージはできました。必ずあるはずなんでも少し探してみます!!
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