| |
鯨さん、
>クロスハッチングについてなんですが、鉛筆の一番いい線(色?)を使うと書いてあったのですが、例えばHBなどの鉛筆で力を調節して強くしたり弱くするよりも、力はほぼ一定にして一番合う濃さの鉛筆を選んだほうがいいのでしょうか?
いい質問ですね。 一本の鉛筆でも描く筆圧や速度の強弱である程度の許容範囲はあります。 この範囲を身体感覚でつかむことと、必要があればそのつど種類の違う鉛筆を使い分けることを同時に身につけてください。 筆圧や鉛筆の選択の基準がが機械的になるのはいけません。
>あと網目は近くで見たときには残っていて見える方がいいのでしょうか?
近くで見たときは残っていてもかまいません。
ここでひとつあまり言われないことを書いておきますが、作品(デッサンやドローイング)は数メートル離れて鑑賞する(される)ことを前提に描きます。 それと違ってイラストなどは印刷物が最終目的ですから(たとえばそれが印刷された書籍などを)手にとって数十センチの距離から鑑賞されることが前提になります。
制作時はいずれも数十センチの距離で見ながら描いているわけですが、この「違い」は頭に入れておいていいと思います。 このサイトではデッサンつまり前者のほうの描き方を指導しています。
初心者の方がイラスト(技法)的な発想から抜け切れなくてデッサンとしては行き詰ってしまうということがよくあります。 これは漫画の影響かも知れませんね。 漫画は至近距離から鑑賞する「画」であり、そのために独自のスタイル(様式)で成立しています。 |