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カナさん、
トーンは良くなっています。デリケートに塗れるようになりましたね。 でも、まだまだ垂直方向のタッチで描けていません。気をつけてなおしてください。
円柱の側面にできる「昼と夜」の境界線を「稜線」といいます。(実際には見えません) たとえば地球儀の北極の真上方向から光(平行光線)をあてると赤道が「稜線」になります。 赤道より南半球は「夜」になるわけですね。その地球儀を眺めればいつも「稜線」は楕円形です。
この説明でわかりますか?
それでは、斜め上方から光のあたっている円柱の側面の「稜線」はどうなるでしょう? そうです、垂直方向の直線なのですね。(斜め上方からの光でも「稜線」は斜めにはなりません)
添付の図をごらんください。 赤色の線が、カナさんのデッサンを眺めた人がデッサンから感じる「稜線」です。そうなっているでしょう? 実際には青色の線、つまり垂直線が「稜線」でなければなりません。
これが円柱を描く基本です。
注)正確には、「稜線」とは「光源を視点として眺めた場合にモチーフの『稜線』に相当するところ」という意味です。
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