| |
寅吉さん
まず構図の話をしましょう。 ミロのビーナスの面取りですが、この像は壁に吊った状態で描いてください。 (裏に金具がついているはずです) 鼻筋がほぼ垂直になって(いや、これとは逆方向に傾いて)、首が傾くのが一番美しい(ビーナスらしい)姿です。 それから見る方向も真正面すぎます。 どの像(顔)でも真正面は最も面白くなく、それなのに難しいという方向です。
輪郭線がまだ残っているようですし、残っていなくても面の描きこみが足りない場合にそういう感じがするものです。 描き始めはこのくらいでいいのですが、最終的にはすべての面が違う灰色に見えるように、すべてのトーン(灰色)を総動員したような仕上りにならないといけません。(目標として、ですが)
バックは状況によりますが、描かないほうが像に集中できますね。
|