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「台を描かない」というのはデッサン初心者が球を描く勉強の目的(立体感の基本的表現を身につける)にそぐわないからです。 台も含めた全体をモチーフとして描くのならば描いて悪いということではありません。 そういうデッサンもあります。
今回の作品の目だった「問題点」はすべて台および台と机に投影する立体の「影」にあります。 球は比較的よく描けています。 台を描いてしまうと、こういうことになるわけですね。<笑>
○上記の「影」および「翳り」の部分が弱すぎます。 同じ素材ならば、光に対して同じ方向を向いている面は原則としてすべて同じ明るさになります。 そうでないと両者が同じ色・質感であることが表現できません。 ○球は手前からの光、投影(台のあたり)は向こう側からの光に見えます。矛盾がないように。 ○台の上部(左上角とそれに向かう辺)の形と球の輪郭が重複しないように。(溶け込まないように)
机に接している部分の細い線は輪郭線ではないので描いてかまいません。(描くべきです)
スキャナですか? できれば用紙全体を写した写真のほうがいいです。 上記の問題点以上に構図のことも大切ですから。 |