豊中美術研究所
[ 豊中美術研究所 芸大・美大受験講座/絵画教室 ]
紙ふうせん

NO.10262   紙ふうせん  志紀 | profile |  2012/10/30
Hima先生

今回は紙ふうせんを描いてみました、前作含めて、3年ぶりくらいにデッサンをしているので、まだ迷いながら描いてる感があります。
ご講評の程、よろしくお願いいたします。

サイズ 四つ切画用紙
時間  1時間40分

NO.10263   Re: 紙ふうせん  Hima@豊中美研 | profile |  2012/10/30
志紀さん、

今回も質感や色の表現は良くできています。
トーンについて、「物を描く」というよりも「光を描く」という気持ちで取り組みましょう。

全体の明暗(球のトーン)、ほとんど描けて(描いて)いません。
まだまだ足りないです。

白い部分(4箇所)はすべて異なる明るさ(トーン)で描き分けるくらいの気持ちでいいです。
穴はもっと黒く、です。(そう見える方向に配置する)

NO.10264   Re: 紙ふうせん  志紀 | profile |  2012/10/30
ご講評ありがとうございます。

球のトーン、意識してはいたのですが、やはり足りていませんでしたか、指摘されてあらためて気付きました。
球体になるようにしていたつもりなのですが、どうしても色味のほうに引きづられたようです。

トーンについて光を描くといく気持ちでとのことですが、これは今のトーンではわざとらしく見えるということでしょうか?

NO.10265   Re: 紙ふうせん  Hima@豊中美研 | profile |  2012/10/30
>トーンについて光を描くといく気持ちでとのことですが、これは今のトーンではわざとらしく見えるということでしょうか?

今のトーン(陰影)では足りないということです。
ここではわざとらしくない立体トーンを(さりげなく)描く練習をしましょう。

上級のデッサン、質感や色や細部の描きこみに向かうとどうしてもトーンが弱くなります。(それはそれで悪いことではありません)
基礎のデッサンでは質感や色の無い石膏像(石膏立体)で勉強するわけですね。
「先走らない」ことがこれからの大きな飛躍につながります。(私の経験からの思い)

NO.10266   Re: 紙ふうせん  志紀 | profile |  2012/10/31
ご返信ありがとうございます。


わざとらしくない立体トーンと、「先走らない」こと、意識していきたいと思います。

NO.10271   Re: 紙ふうせん  Hima@豊中美研 | profile |  2012/11/01

>わざとらしくない立体トーンと、「先走らない」こと、意識していきたいと思います。

志紀さんの場合はかなり描ける人ですので、少しは「先走り」があっていいです。
それが志紀さんのデッサン(質感や細部の表現)のいいところですから。

そのうえで、いつも基本を踏まえることを意識して描いてください。
課題はそれらのバランスですね。

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