豊中美術研究所
[ 豊中美術研究所 芸大・美大受験講座/絵画教室 ]
紙コップ

NO.308   紙コップ  炉 | profile |  2003/02/16
1,5hの紙コップです。
自分で気付いた欠点はやはりまだ
紙コップの縁の描き方がどうもいまいちなところです。
縁が立体に見えない気もしますし・・・・・・

前回に比べても伸び悩んでる感じです(笑
ご教授よろしくお願いします。



NO.309   Re: 紙コップ  Hima@豊中美研 | profile |  2003/02/16  [ URL ]
いえいえ炉さん、伸び悩んでいるなんてことはないですよ。
前回よりずいぶん良くなっています。

白側のトーンにかなり慣れてこられましたが、やはりまだ明暗の整理ができていませんね。
見えたとおりに描こうという意識が強いからかも知れません。

○実物を見ないで(理想的な光の状態を考えながら)紙コップを描いてみるのも方法です。

それを土台として、その上に個別の表情や質感を置いていくのがデッサンです。
「個別の・・・」というのは実物を観察しなければ気付かないさまざまな事象のことですね。

まずは土台(基礎)をマスターしておきましょう。

NO.311   Re: 紙コップ  炉 | profile |  2003/02/16
明暗の調整というのはモノクロで
グラデーションをつくればいいということでしょうか?

う〜んなんだか難しいですね。
見えるままに描くのは形と質感で
光は理想状態を描くということですね(どうなんでしょうか?

次UPするのはそこを意識して描いてみます。
こんな遅い時間に返信していただけるとはおもいませんでした。
ではではおやすみなさい。

NO.312   Re: 紙コップ  Hima@豊中美研 | profile |  2003/02/16  [ URL ]
デッサンで表現することはいろいろあります。
意識的にも無意識にも描く人は何らかの取捨選択しているわけですね。
ここが写真(機械)と違うところです。

気付いて表現しようと思ったことだけではなく、気付かなかったことも(気付かなかったことが)デッサンに「表現」されてしまうわけです。(おおむねそれは欠点になります)

理想状態といいますか、もののあり方がどうあるか(どうあるべきか)という「思想」のようなものが作品の奥になければいけません。

これは光(の表現による立体感)だけではなく質感に関しても同じなのですが、たいていの場合立体であることの表現が表面の質感より重視されます。基礎の段階では往々にして表面は立体を隠してしまうように働くからです。

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