豊中美術研究所
[ 豊中美術研究所 芸大・美大受験講座/絵画教室 ]
ピーマンと卵03

NO.599   ピーマンと卵03  PEN@愛知 | profile |  2003/06/01
up遅れて申し訳ございません。なかなか満足できずにずっと修正しておりました。以下の点に注意して描いてみました
 ・実物の1.2〜1.3倍の大きさになるように
 ・影を左上がりにしすぎないように
 ・ピーマンと卵を少し離す

気づいた点は
 ・全体的に弱い、ピーマンはもう一段階トーンを落とすべき、卵は存在感がない
 ・ピーマンの右側の部分が明るすぎて、途中から別物のピーマンに見える
 ・ピーマンの一番右側の部分が表面の反射に惑わされて、立体として捉えきれていない
 ・卵は左下部分の輪郭が歪んでいるし、全体としてトーンの変化の幅が小さい

教えていただきたいのですが、私のような初心者はモチーフの数を1つにして日々枚数を重ねていったほうがよいのでしょうか?それともじっくりと時間をかけて1つを完成させたほうがよろしいのでしょうか?
 
 

NO.600   Re: ピーマンと卵03  Hima@豊中美研 | profile |  2003/06/01  [ URL ]
PENさん、

ふたつのモチーフを並べる時には、横並びにならないようにしましょう。(前後・奥行きを考える)
ピーマンはさらに良くなりましたね。いい質感がでていますよ。
卵は反射光(陰のなかの明るさ)が白すぎるかも。

満足できずに時間がかかるというのは、デッサンを理解してきた証拠でいい兆候なのです。

時間をかけたほうがいいのか、枚数を描くべきかはそれぞれの事情や個性によるでしょう。
できれば、両方できるのがいいです。
時間に応じて描き分けるというか、それぞれにいいところのある描き方が身につくように。
初心者でも(自覚さえあれば)双方並行して勉強できるはずですよね。

ただし、こちらの教室での美大受験向けのデッサンの場合は別です。
(掲示板を見ている生徒さんがいるかも知れないので<笑>)
受験生が「時間をかければ満足のいく作品が描ける」という状態になってしまった場合、
入試で良い結果がでないのです。(描ききれないままに終わってしまう)

BACK  INDEX  NEXT