豊中美術研究所
[ 豊中美術研究所 芸大・美大受験講座/絵画教室 ]
薩摩芋

NO.7432   薩摩芋  たもつ | profile |  2009/05/10
はじめまして。ふと絵を描きたい衝動に駆られて、薩摩芋を描いてみました。A4コピー用紙、HBと2B、消しゴム、途中から文房具屋で買ってきた練りゴム、3時間。

自分で見たところでは、全体的にタッチが荒く、断面の描きこみが単調で、芋の先端の描写が特に雑かなと反省しています。それと、さつま芋にしてはトーンが明る過ぎるかなと思います。これから場数を踏んで、うまくなりたいです。

ご講評お願い致します。

NO.7435   Re: 薩摩芋  Hima@豊中美研 | profile |  2009/05/11
たもつさん、ようこそ。

最初はトーンの「幅」をつくること、色の「差」を描くこと、を目標にしましょう。
光が物にあたれば必ず陰影があるはずですし、切口と皮の色はもっと「離れて」いるはずです。

意識が向いている(描こうとした)芋の表面の凹凸などはなかなかうまく表現できていますので、問題は何を意識するのか「考え方」しだいだと思います。

「芋」である前にまず「物体」であること、です。
離れて目を細めて(細かいところが見えないようにして)眺めても、そこに確かに「物」が存在するというデッサンになってほしいわけです。

NO.7436   ご講評ありがとうございます  たもつ | profile |  2009/05/11
ご講評ありがとうございます。非常にためになります。
トーンの微細な階調を表現できるようになってはじめて2次元の紙に3次元の立体を描写することができるわけですね。
中高の美術の授業では技術的な話はあまりされなかったので、ここの過去ログを読んでいると目から鱗です。アホなりにがんばってみます。

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