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【単色と群色】
「単色」についてはわかりますね。 ひとつの色として美しいとかユニークだとか言う場合の色のことです。
もうひとつ「群色」というのがあります。 たとえば紫色の葡萄の房を描くときに「単色」を使うのではなくすべての粒を違う色(いろんな種類の紫系の色、あるいは青や赤系統の色)で塗り分けます。 その方法で描いた葡萄の房を「群色で描かれている」と言います。 「単色」より「群色」で描くほうが表現的・個性的なのはわかるでしょう。 みなさんこれをめざしてください。 葡萄などの物体のほかにも空間などの大きな面積を単色で塗るのもやめましょう。→大きな空間もわずかに異なる色を組み合わせて「群色」で塗りましょう。
ただし、ひとつの物に青赤黄・・・を使って、同じような色を別の物(や空間)にも使うようなことをすると、これは「群色」ではなくただの「バラバラの色づかい」ということになります。 「同じ色を使わない」「ひとつの色で大きな面を塗らない」ということは大切なのですが、「群色」の意識を常に忘れずに「バラバラ」にならないよう気をつけてください。 |