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デッサンが上達するためにはある程度の時間がかかります。 入試前にあわててもだめですね。(そんなふうに考えていたり、そう言ったりする先生がたくさんおられます)
ところがただひとつ時間がかからないで「上達」できることがあって、 そしてそれがかなり重要な(配点の高い)問題だとしたら、 話はそれだけに絞っても良いでしょう。 ここで私が徹底して「構図」や「配置」の話をするのはそのためです。
なぜそのことを軽視する先生がいるのか・・・(教え方にはいろいろあっていいのですが) 「離れて見るほうが、近くで見るよりも美しい」デッサンをめざすのが豊中美術研究所のデッサンです。
合格ラインぎりぎりをさまよっているみなさん、 ここで私にたった一枚のデッサンを見せていただけるかどうかが「分かれめ」になるかも知れません。 入試まで残された日数を考慮しながら、それぞれにいま最も必要なアドバイスをさせていただきましょう。
せっかく長いあいだ描いてきたのに落とし穴にはまって最悪の結果に・・・なんて悲劇がおこらないように。 デッサンを描いた経験が浅い人は、逆にそういう「経験豊富な悲劇の人」を踏みこえて喜びの日を迎えるのだ!と頑張りましょう。
入試というのは厳しいものです。 (それを私は40年ちかく、毎年くりかえし眺め続けてきました) |