| |
汐里さん、はじめまして。
中学2年生、頑張っていますね。 しっかり描きこまれていて、いい取り組みをなさっています。 この「手抜きをしない」姿勢を守ってこれからも続けてください。
まず一番の課題は光と陰(明と暗)です。 指一本を目の前にかざしてみて光の方向によって明暗ができるのを観察しましょう。
2番目の課題は手の「生命感」といいますか、生きている人間の手のそれらしさです。 のびのびとした線で指にこもっている力やいまにも動きだしそうな感じを表現する工夫が大切ですね。 これは、時間をかけてコツコツ描くデッサンよりも気楽にスケッチ風に描く絵で身につくこともあります。 描きこむデッサンとスケッチ(あるいはクロッキー)的なデッサンの二つのやりかたをうまく組み合わせてデッサンの練習をされるといいと思います。
ちょっと難しい話になりましたが、中学生ならばデッサンの技法的なことにこだわるのではなくどんどん「感覚」で描き進めるのがいいでしょう。 (美術高校に進学すればそこでちゃんとしたデッサンを教えてもらえます) |