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デッサンを教える立場から言えば、 「遠近法」というのはデッサンができない人のための「簡易的な画法」という位置づけになります。 知識として知っているのはかまわないけれども、それでは絵(デッサン)は描けないということですね。
たとえば定規ですが、描いた作品に定規をあてて「直線が曲がっている」と確認するために使うのはいいのですが、定規を使って直線を描くというのはデッサンの勉強にはならないのですね。 「遠近法(パース)」についてもそのことが言えます。(私がここで使っているのは)あくまで講評のための用語だと受け取ってください。
描きながら、自分の目で見て「おかしい」「こうすればいい」と思う(感じる)ことの訓練が大切なのです。
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