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豊中美術研究所




デッサン講座
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卵の殻2

NO.1439 03/12/03
卵の殻2
もきゅ助@静岡


こんにちは。
前回指摘していただいた、殻の内側や割れ口の表現に気をつけたつもりが前回とあまり変わりの無い絵になってしまいました。
言葉では理解出来ても、それをどうやって実践するかがまだ解っていないみたいです。
これは4回目に描いた物です。
今回なるべく早く描ける様にしようとしたのですが、左側の内側の丸みがどうしても納得いかなくて結局それだけで4〜50分くらいかかってしまいました。
よろしくお願いします。

■時間 2時間15分位
■鉛筆 2H、H、HB、B、2B
■紙  漫画用原稿用紙(A4)
*後すみません、質問なのですがたとえば寝る前30分しか時間が取れなかったとき等にデッサンを行う時
その30分で一つのデッサンを終わらせるのと、途中まで進めて続きを次の日に持ち越すのとどちらがよいでしょうか?
それがもし一つのデッサンを終わらせる方だったらすばやくデッサンを描くコツなどあるのでしょうか?
なるべく毎日鉛筆を持ちたいけど、2時間以上もかかると時間取れない日もでてくるし腰が重くなりがちになってしまって…(^^;


NO.1440 03/12/03
Re: 卵の殻2
Hima@豊中美研


もきゅ助さん、
なかなか丁寧に描けていていいデッサンなのですが、そのぶんまだ弱いと思います。
殻は白くて薄いわけですから弱くなるのも仕方がないのですが、そこで終わってしまっては何かが足らないままになってしまいます。
光と、それに対抗(抵抗)する存在物との美しい調和を描き切りましょう。(ちょっと哲学的ですね)
繰り返しになりますが、外側の面に(割れていない)卵を描く場合と同程度の存在感を描いてください。
もう一点、影は影としてではなく机の表面と見てください。(水平方向のタッチを主体に、隙間の空間も描くつもりで)
そういう「思考」がすべてデッサンにでるのです。
鉛筆の文字も薄いですから、スキャナの関係もあるかも知れませんね。
>それがもし一つのデッサンを終わらせる方だったらすばやくデッサンを描くコツなどあるのでしょうか?
デッサンは日を分けずに一回で描いてしまうのが基本です。
時間に余裕のあるときは自分が最も描きやすい(うまく描ける)時間で描けばいいのですが、時間にあわせていろいろなデッサンをしてみるのも勉強でしょう。
たとえば、20分でも30分でも一枚描こうと思えばそれにあった描き方があるものです。時間が短ければ少し粗いデッサンになりますが、いいデッサンならば作品としての魅力はそれほど変わらないものです。(「腕前」はきちんと「表現」されます)
負担にならないよう工夫してください。継続こそ大事なのですね。


NO.1441 03/12/03
Re: 卵の殻2
Hima@豊中美研


たとえば10分で描いたデッサン(というかスケッチ)でも投稿いただいてかまいません。
そういう作品は「第2室」をご利用ください。
(短い時間で描いても撮影して投稿するのにそれ以上の時間がかかってしまいそうですね<笑>)


NO.1442 03/12/04
Re: 卵の殻2
もきゅ助@静岡


添削、詳しく書いてくださってありがとうございます。
とても勉強になります。
>光と、それに対抗(抵抗)する存在物との美しい調和を描き切りましょう。(ちょっと哲学的ですね)
おお、なんだか難しいですね(^^; 理解するのに時間がかかりそうです。
描いていると「形をちゃんと表現しなければ」とばかり思ってしまって存在感のことをつい忘れがちになってしまいます。
今回指摘された影のことや、描いてる時の意識の持ちようについてもうちょっと考えてみようと思います。
>鉛筆の文字も薄いですから、スキャナの関係もあるかも知れませんね。
そういえば今回グレースケール忘れてしまっていますね。
一応その時によってバラつきが出ないように毎度同じ設定で取り込むようにしてあるので
多分スキャナのせいではないと思います。
デッサンは1回で描ききるのですね〜。
短い時間で何を表現しようとするのか、どう描くのかを考えてデッサンするのはとても勉強になりそうです。
中途半端にはならないようにしなければ(^^;
また何枚か描いたら投稿します。


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