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豊中美術研究所




デッサン講座
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レモン

NO.6208 08/02/28
レモン
寅吉


レモンを描いてみました。
皮の凸凹に留意して描きました。
ケント紙の上に置きましたが、
下半分が明る過ぎたかもしれません。
時間 3時間
鉛筆 B、2H
ご講評よろしくお願い致します。


NO.6209 08/02/28
Re: 無題
Hima@豊中美研


寅吉さん、
レモン表面の凹凸や色の表現にはある程度成功していますが
「皮の凹凸」より先にまず全体の存在感です。
おっしゃるように暗部が明るすぎます。
反射光は下に敷くもので変わりますから、適切な台(敷物)を選んでください。
側面の最暗帯がズレています。(先端に向かうように)
最も気になるのが周囲の「輪郭線」です。
もう少し幅でもあればいいのですがこのままでは奥行き(回り込み)の表現にマイナスになります。
影(投影)の上から右にかけても輪郭がクッキリしすぎでしょう。
以上のことすべてが、レモンを「平板」に見せるほうに働いています。


NO.6210 08/02/29
Re: 無題
寅吉


敷物もしかりですが、それより全体感ですね。
存在感を描き切らないうちに、細部がうまくいったので、
(昨日までは金属のレモンかジャガイモになってました)
そこで全体をそれに合わせてしまいました。
輪郭線については、強く描いたほうがいいと
思い込んでいました。回り込み意識してみます。


NO.6211 08/02/29
Re: 無題
Hima@豊中美研


>輪郭線については、強く描いたほうがいいと
>思い込んでいました。回り込み意識してみます。
まず輪郭線で描き、そのあでと彩色するのは画法としてはごく標準的な手法です。
その輪郭描き(「骨描き」とも言います)を最後まで残し絵に生かす描き方が定着(日本画や染織、陶器の図柄など)してきたのがわが国の文化と言えるかも知れません。
これが日本人の体に染み付いているわけで「輪郭線については、強く描いたほうがいい」が正しいのかも知れません。
浮世絵やマンガ、アニメなどもそうですね。
デッサン(西洋式画法)だけが特別と考えていただいてもいいでしょう。<笑>
※それと「題名」を「レモン」にしていただきたかったです。
(一覧表示が見やすくなります)


NO.6216 08/03/02
Re: 無題
寅吉


浮世絵→マンガ、アニメ。
なるほど…です。
もしこれが『デッサン』でなければ
輪郭線を決めて、その内側を描くようなやり方も
ありなのかもしれませんね、、、
逆に、染み付いているということは、
もし先々戻ろうと思えば、いつでも戻れるはず。
『デッサン』が出来てからでも遅くないですね。
(出来るかどうか…怪しいですが笑)
※題名は入れたつもりになってました。
気をつけます。


NO.6217 08/03/02
Re: レモン
Hima@豊中美研


題名はこちらでなおしておきました。<笑>
>逆に、染み付いているということは、
>もし先々戻ろうと思えば、いつでも戻れるはず。
>『デッサン』が出来てからでも遅くないですね。
そのとおりです。
割り切ってやることが大事ですね。
私だって日本人ですから「輪郭線がみえない絵」が必ずしも良い絵であるとは思っておりません。
(西洋風の)デッサンはデッサン、それだけのことです。


NO.6218 08/03/02
Re: レモン
寅吉


デッサンは表現する訓練だけじゃないですね。
見る訓練をしてるのかなと感じてます。
そもそも見えてないと描けないですし、
ご指摘を頂くと、なるほど見えてきます。
いつもありがとうございます。
※題名、ほっとしました。


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