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豊中美術研究所




デッサン講座
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紙コップ

NO.8130 10/03/01
紙コップ
敬竜


Hima@豊中美研先生こんばんは。
度々お世話になります。
鉛筆:4B,2B,B,HB,H,2H
時間:3時間
前回特にご指摘のあった影の濃淡や形に気をつけてみました。
ですがまだ小さいような気がします…。
ご講評の程宜しくお願い致します。


Re: 紙コップ

NO.8131 10/03/01
Re: 紙コップ
Hima@豊中美研


敬竜さん、
良くなりました。
たしか初投稿からまだ一ヶ月も経っていないのでは?
本体部分はほぼ描けていますし、なによりも絵としての雰囲気があるところがいいです。
視線をこれより若干高くすると紙コップの感じがつかめると思います。
さて、これは影の問題ですが、上部の楕円と、底部の楕円(赤線)、影の楕円(青線)の辻褄をあわせましょう。
楕円の形は視角によって決まります。見おろす位置にある楕円が「深く」なりますので底部楕円が平坦すぎますね。(影の楕円と比べると上部の楕円も)


NO.8132 10/03/01
Re: 紙コップ
敬竜


Hima@豊中美研先生
講評ありがとうございます。
はい、ちょうど今回で3週目、次の投稿で1ヶ月になります。
雰囲気ですか…偶然の産物かもしれませんが、嬉しいです。笑
視点が低過ぎたとのことで、次回はもう少し高くしてみます。
楕円の件ですが、上部の楕円に対して底部の楕円が小さ過ぎ、
また影の楕円に対して上部の楕円も小さい。
このデッサンの場合底部の楕円を上部よりも大きくし、
影の楕円を小さくするか、上部の楕円を大きくすれば辻褄が合う、ということでしょうか?


NO.8133 10/03/01
Re: 紙コップ
Hima@豊中美研


楕円の大小ではなく、それぞれの楕円の長短径の比率(縦横比)についてです。
楕円の縦横比は視線の角度によって決まります。
同じ角度ならば大小にかかわらず「相似形」になります。
このデッサンでは赤い楕円(底楕円)が浅すぎる(平らすぎる)ということです。
これを修正すると、こんどは上部の楕円も浅すぎる・・・ということになります。


NO.8134 10/03/01
Re: 紙コップ
敬竜


俯瞰の場合、円柱において底の楕円が上の楕円よりも浅くなることはありえない、ということは理解しました。
また、相似形ということは上の楕円も底の楕円も同じ角度から見た時は縦横比が同じであり、その場合は上の楕円をそのまま縮小した場合底の楕円と重なる、ということですよね。
それを意識して、辻褄が合うように。という解釈で間違いないでしょうか?
少々不安ですがパースの勉強もしつつ、次回は比率に気をつけながら描いてみようと思います。


NO.8135 10/03/02
Re: 紙コップ
Hima@豊中美研


そうです。
図示しながら話せばすぐに理解いただけると思うのですが、文章だけでは難しいですね。(私の文章力のせいもありますが)
机上や空中に水平に複数の正円を配置した場合、その円の中心の画面上での高さ(画用紙上のY座標)が同じならば、円の大小や視点からの距離にかかわりなく相似形の楕円になります。
楕円形は高位置(=画面の上のほう)では浅く(細長く)、低位置では深くなります。
「同じ角度から見る」=「画面上での高さ(円の中心のY座標)が同じ」だからです。
この説明では、よけいにわかりにくいですか?


NO.8139 10/03/02
Re: 紙コップ
敬竜


いえ、充分理解できました。
わかりやすい解説ありがとうございます。
元々パースが苦手でパースの本をたくさん持っているのですが、本には大体アイレベルから離れると楕円の形が変わるという解説と楕円の縦幅だけが変わる絵が載っていたので「縦横比が同じ」というのに少し混乱してしまいましたが、
よく考えたら人間が普通に物を見たら殆ど三点透視になるので下の方の楕円が横幅も狭くなっていくのは当然ですよね。
次回は鉛筆で対比を測りながら描いてみます。
何度もありがとうございました。


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